ストーリーソックス【イソップ寓話】：ありときりぎりす

ある夏、ありたちは冬の食糧を集めるためにたくさん歩きまわっていました。きりぎりすはそれを見て驚きましたが自分は歌ったり、楽器を奏でて過ごしていました。夏が終わり秋が来て、やがて寒い冬が訪れたとき、きりぎりすは食べるものがなくなってしまいました。お腹が空いたきりぎりすは、ありたちが食糧を集めていたことを思い出しました。ありの所へ行き「食べ物を分けてほしい」といいました。しかし「あなたも夏のうちに苦労していたら困らなかったでしょう」といって食べ物を分けてもらえませんでした。

◆今、楽をしていると痛い目に合います。将来に備えることは大事ですね。